聖女に選ばれた最新式炊飯器 ~ごはんを炊いて、世界を救います~
一人暮らしの私が異世界に召喚されたとき、なぜか一緒についてきたのは、買って一年になる最新式の炊飯器だった。
……えっ? 聖女に選ばれたのは、私じゃなくて炊飯器なの!?
液晶画面にひらがなを表示する炊飯器は、どうやら自分が聖女だと理解しているらしい。
その名も、スイハンキ。
炊きたてのごはんには、呪いを癒やし、瘴気を浄化する不思議な力があった。
ただし、炊飯器なので花を咲かせることはできないし、異世界の人たちには言葉も通じない。なぜか私も、炊飯器に触れていないと言葉がわからなくなってしまう。
それでも、スイハンキは今日もごはんを炊く。
「ゆっくりは おいしいけど」
「いのち だいじ」
炊飯器の聖女と、巻き込まれた私。
おいしいごはんで人々を救う、ちょっと不思議で心温まる異世界ファンタジー。
世界を救ったその先に、炊飯器が願ったこととは――?
※小説家になろう、カクヨムにも投稿しています
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