最強聖女の私がいないと国が滅びますが大丈夫ですか

「イザベラ。君との婚約破棄を、ここに宣言する!」

「かしこまりました」

「君も俺のことを想ってくれているのは知っているが、子爵令嬢ではこの俺に釣り合わな……えっ?」

 宮殿のダンスパーティーで婚約破棄を宣言された私――イザベラ・フランクリン。

 子爵家の令嬢である私がなぜ彼の婚約者だったのか……答えは簡単。

 私が『聖獣の乙女』だったからだ。

 おめでとうございます、ディラン殿下。

 あなたは明日から王太子ではありません。

 この国から去り、私は新しい人生を始めます。

 たくさんの人と関わる、そんな人生を――……

 これは婚約破棄された私が、国から去ってたくさんの幸せを掴む物語。

※短編『婚約破棄されたユニコーンの乙女は、神殿に向かいます』を改題&いくつかの設定を調整した長編版です。
※短編版は残していいと許可をいただいています。
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