蠢く町の用心棒
自分を見つめ直すべく離れた町へと用心棒の仕事へ赴いた青年。そこは青年の予想から少しだけ外れたような場所であった。青年の想像する「用心棒」とは危険と隣り合わせの任務であったが、ここにはどうにもそれがない。危険な臭いこそすれどその影が見当たらないのだ。違和感を覚えつつ自分の任務をこなしていくうちにこの町に蠢く違和感の正体に迫っていく。
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