断罪されている悪役令嬢ですが、そういえば前世は大魔法使いでした
彼の傍らには聖女候補の少女、マーガレットの姿がある。ご丁寧に取り巻きを引き連れて、わざわざ学園の卒業パーティの場で。
そのまま有無を言わさず、凶悪犯用の牢獄、北の塔に押し込められたシェリーだが、ふと気付いた。
(そう言えば、わたくし前世は大魔法使いでしたわ)
何の気なしに指を振るえば、前世で修得した魔法は全て使えるようだ。
しかもなぜか、今生では初めて使うはずの空間魔法、【アイテムボックス】内には前世がっつり溜め込んでいたお宝の数々はもちろんのこと、気に入りの家具や魔道具、着心地の良い服に食糧まで大量に収納されていた。
(これだけ物資があれば、北の塔でも快適に過ごせそうね?)
こうして、前世が大魔法使いだったシェリーは劣悪な牢獄を快適に改装し、楽しい北の塔暮らしを始めた。
面倒な王子妃教育をサボれるなんて、とても幸せ。仕事が溜まって困る? 知りませんわ。元々わたくしのお仕事じゃなかったものですもの。
最強の騎士、辺境の守護神たる父が大激怒して、国が崩壊の危機? 知りませんわ。お父さまを怒らせたのはわたくしではありませんもの。
魔の森で魔物の氾濫が? 知りませんわ、わたくしただの罪人ですし。そういうのは聖女さまのお役目では?
最強の大魔法使いの生まれ変わり、シェリーは、もう我慢することをやめた。
これからは楽しく怠惰に生きていくわ。北の塔って、とっても快適!
悪役令嬢は牢獄暮らしを満喫する。
改修した北の塔はどうなるのかしら。収納から出したものは全部回収しないと。クズどもに使わせるなんて勿体ない と、よいお話の最中なのに考えてしまう貧乏性の私。近くにあるのに5年間帰る事も出来なかったタウンハウスの皆と家族との団欒のほうが大事ですよね(関係ない魔王が混じってるけど)
辺境伯軍、周辺の貴族軍王都に集結して、王の治世に反論したい地方貴族たち今回の辺境伯軍に完全に便乗しているよ。
いったい何万人規模になるのかな10万人は超えてしまうのかなー
辺境連合軍隊完全に王都化全方位してしまうよ、王国完全滅亡の危機だね、いったいどうするの???
完全に王都封鎖されてしまうね。
自分達だけ結界で隔離しつつ王宮のバカどもが蹂躙されるのを眺めて(命だけは落とさないように守りつつ)全員悲惨で無様な有様になってから小指でキマイラをぶち殺す、くらいしてもいいと思いますわ。
文句言われても「まさか私が小指で倒せる魔物に王宮の優秀(笑)な皆様が苦戦するなんて思いませんもの。お遊びになっていらっしゃるのかと(笑)」でいいかなって。
辺境伯様達の移動風景がなかなかの迫力だったので、勝手に数十人もしくは100人くらいの隊を想像していましたら…
あれ?もしかして10人に満たない?すくな!
お腹抱えて笑ってしまったんだけど、きっと人数ではないのね。このメンバーなら普通の隊の数百人分いや、千人分くらいの力があるのかもしれない。
なんとも頼もしい限りです
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