Ancient Life
主人公の近藤 要(かなめ)は同級生と共に修学旅行先である日光に向かう。テレビ番組などで賑わう心霊スポット紹介番組や霊能者を取り上げた番組の話で盛り上がる昭和の終盤、日光華厳の滝へ訪問する予定の中で多くの自殺者がいたという話題で盛り上がりながらクラスメイトと東京都西部のS区から出発する。
ちょうどその2年前、小学四年生の夏から不思議な体験をするようになった要。両親が営む日本料理屋が忙しく、要が受ける説明のつかない現象を両親に話そうとするがなかなかちゃんと話せる時間が無いまま時が過ぎていた。
両親共働きで食生活がままならず、2歳年下の妹春香(はるか)と栄養失調になったのを機会に母芳江(よしえ)の実の母親であり実家の日本料理屋の元女将であった伊勢(いせ)と共に暮らす事になった要と春香は徐々に体力も戻り伊勢との生活に慣れてきていた。
伊勢の夫であり、要の祖父である日本料理屋の三代目典三(つねぞう)は、要がまだ小さい頃から脳溢血により半身不随となり近くの病院で入院していた。
普段は多くを語らない祖父の典三だが、要が不思議な体験をするようになった頃からお見舞いに行くと
「何か怖い事があったらおじいちゃんの所に来るんだよ。」
と要は静かに耳元で言われる事が多くなった事をとても気にしていた。
要が何も語らないのに、典三はまるで何かを知っているような目と語り口で言うのだ。
祖母との生活にも慣れ始め、祖父の入院する病院にも祖母と行くようになった頃の小学生時代からこの物語は始まる。
ちょうどその2年前、小学四年生の夏から不思議な体験をするようになった要。両親が営む日本料理屋が忙しく、要が受ける説明のつかない現象を両親に話そうとするがなかなかちゃんと話せる時間が無いまま時が過ぎていた。
両親共働きで食生活がままならず、2歳年下の妹春香(はるか)と栄養失調になったのを機会に母芳江(よしえ)の実の母親であり実家の日本料理屋の元女将であった伊勢(いせ)と共に暮らす事になった要と春香は徐々に体力も戻り伊勢との生活に慣れてきていた。
伊勢の夫であり、要の祖父である日本料理屋の三代目典三(つねぞう)は、要がまだ小さい頃から脳溢血により半身不随となり近くの病院で入院していた。
普段は多くを語らない祖父の典三だが、要が不思議な体験をするようになった頃からお見舞いに行くと
「何か怖い事があったらおじいちゃんの所に来るんだよ。」
と要は静かに耳元で言われる事が多くなった事をとても気にしていた。
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