あなたにおすすめの小説

妹に奪われてばかりの人生から逃げ出した結果 表紙

妹に奪われてばかりの人生から逃げ出した結果

クロエには、幼い頃から家同士の取り決めで定められた正式な婚約者——クライン子爵家の長男、エドワード・フォン・クラインがいた。 母親を早くに亡くし、後妻として入ってきた継母と妹のリリアーナ、そして二人を溺愛する父から「地味で冴えない」「不気味に無口な長女」と虐げられてきたクロエにとって、エドワードだけが唯一の救いだった。 しかし彼は父との密会でこう言った。 「クロエとの婚姻契約は白紙に戻さず、『病弱で表に出られない別邸の妾(かこい)』という扱いで、クライン家に引き取ります。表の妻としてはリリアーナを立て、社交界の寵児として華やかに振る舞わせる。そしてクロエには、別邸の地下工房に閉じ込め、ひたすらリリアーナ名義の作品を縫わせ、我が家の事業の収支計算をやらせ続ければいい」 彼への愛はこの日、死んだ。
恋愛 完結 短編
文字数 33,854
あなたが番だと気づいた頃には、私はもうあなたを待っていません 表紙

あなたが番だと気づいた頃には、私はもうあなたを待っていません

幼い頃から、いつか幼馴染のミハイルのお嫁さんになると信じていた狼獣人のリゼット。 けれど成長した彼は次第にリゼットを当たり前の存在として扱うようになり、ついには“番”だと分かっても彼女を拒絶した。 「もう、あなたを待たない」 泣き明かした翌朝、リゼットは故郷を離れることを決意する。 そして三日後、王都へと旅立ち、薬師として自分の人生を歩き始めた。 そこで出会ったのは、誰にでも冷たいのに、なぜか自分にだけ優しい黒豹獣人のフェリクス。 一方、リゼットを失ったミハイルは、ようやく自分が一番大切なものを手放したことに気づいて――。 これは、誰かに選ばれるのを待つことをやめた少女が、自分の意思で愛する人を選ぶまでの物語。
恋愛 連載中 短編
文字数 28,487
君の魔法は大したことがないと婚約破棄された朝、上司の総監閣下がようやく空いたと笑いました 表紙

君の魔法は大したことがないと婚約破棄された朝、上司の総監閣下がようやく空いたと笑いました

王立魔法院の末席に籍を置く治癒術師ミュレナ・フィオル、十九歳。 小柄で人前が苦手な彼女は、ある朝、魔法院の正門前で婚約者ヴァルドから婚約破棄を告げられた。 「君の取り柄だった治癒魔法も大したことがないと判明した」 そこへ現れたのは、彼女の直属の上司――王国魔導騎士団総監にして侯爵、ゼルヴェイン・クローディス。 三級判定のはずのミュレナの力が、実は『王国唯一の原初活性術』と認定されていたことを告げ、彼は微笑んだ。 「ようやく空いたからね」 空いたのは、彼女の婚約者の席。 三年間、彼女に触れないよう見守ってきた男は、もう遠慮しない。 そして王都の結界を支える精霊樹が枯れ始めたとき、ミュレナは自分の力で立つことを選ぶ――。 地味だと捨てられた治癒術師が、自分の力と、自分を見て愛してくれる人を見つける異世界溺愛ファンタジー短編。
恋愛 完結 短編
文字数 17,030
2年間お世話になりました。離縁しますので覚悟してくださいね。 表紙

2年間お世話になりました。離縁しますので覚悟してくださいね。

名門ブランデンブルク伯爵家に嫁いで2年。 政略結婚で多額の負債を抱えていた家を、オディリアは寝る間も惜しんで自身の商才と実家の財産を注ぎ込み、見事に立て直した。 しかし、夫ディルクは妻の献身を「伯爵夫人の義務」として見下し、功績をすべて自分の手柄として吹聴する。 さらにディルクは、没落寸前の幼馴染キルステンを屋敷に住まわせ、あからさまに寵愛し始めた。 オディリアへの冷遇、義母エルヴィーラの理不尽な侮蔑、キルステンの厚顔無恥な挑発。 だが、オディリアは決して泣き寝入りなどしなかった。 彼女は2年間の婚姻契約満了日に向け、伯爵家を支えていたすべての経済基盤、商取引の権利、優秀な人材を引き払う準備を完璧に整えていたのだ。 「2年間お世話になりました。離縁しますので覚悟してくださいね」 離縁状を叩きつけて去るオディリアを迎えたのは、彼女の才能を高く評価し、長年待ち望んでいた北方屈指の大貴族カジミール公爵。 一方、オディリアを失った伯爵家には、彼女が肩代わりしていた莫大な負債と契約解除の通知が次々と押し寄せ、破滅へのカウントダウンが始まる。
恋愛 完結 短編 R15
文字数 81,016
【完結】毎夜、幼馴染の元へ通う夫へ。完璧な妻の仮面は返上いたします 表紙

【完結】毎夜、幼馴染の元へ通う夫へ。完璧な妻の仮面は返上いたします

【祝】HOTランキングランクイン!たくさんの応援ありがとうございます! 社交界で「理想の夫婦」と称えられるグランヴェル伯爵夫妻。だが実態は、毎夜幼馴染の愛人の元へ通う夫レオナルドと、一人冷たいベッドで眠るアメリアの「白い結婚」だった。 愛人に金品を貢ぎ、妻を「冷たい飾り」と見下す夫。しかし彼は知らなかった。己が誇る「優秀な領地経営」を担っていたのが、アメリアの頭脳だったことを――。 限界を迎えたアメリアの知的な罠が弾ける時、偽りの夫と愛人に完膚なきまでの絶望が襲いかかる! ※ハッピーエンド保障 ※全5話完結しました
恋愛 完結 短編
文字数 10,963
幼いころから仕えてくれた侍女を、夫が愛人付きにしたので離縁します。侍女は愛人の前で「私の奥さまは一人だけです」と言いきりました 表紙

幼いころから仕えてくれた侍女を、夫が愛人付きにしたので離縁します。侍女は愛人の前で「私の奥さまは一人だけです」と言いきりました

「侍女ひとりのことで騒ぐな」。伯爵夫人ジョセフィンの侍女マグダは、八つの頃からそばにいてくれた人だ。夫はその侍女を、屋敷に住まわせている「遠縁の娘」付きに回してしまう。愛人はマグダに灰汁で絹を洗わせ、二人で分け合った勿忘草のハンカチの片割れまで取り上げた。盗みの濡れ衣を着せられたマグダは、紹介状もなく追い出される。けれど夫は知らない。侍女と家令と料理長の給金を、五年間払ってきたのが誰なのか。支えを静かに引き上げて離縁したジョセフィンの前に、字の美しい財務官の伯爵が現れる。全六話。
恋愛 連載中 短編
文字数 10,445
断罪された悪役令嬢は、二度目の人生で平民として静かに暮らします。~適当に助けた呪われ公爵様から、執着レベルで愛されているのですが!?~ 表紙

断罪された悪役令嬢は、二度目の人生で平民として静かに暮らします。~適当に助けた呪われ公爵様から、執着レベルで愛されているのですが!?~

王太子と義妹の罠にはまり、「悪役令嬢」として無実の罪で処刑されたルミナ。しかし目を覚ますと、なぜか処刑の5年前へ死に戻っていた! 「二度目の人生は、平民の薬師として誰にも関わらず静かに暮らそう」 そう決意して実家から逃げ出した彼女は、王都の路地裏で死にかけていた恐ろしい黒い獣を助ける。しかし、その正体は王国で最も恐れられる「呪われ公爵」クロードだった。 命を救われたことでルミナに強烈な執着心を抱いた公爵は、辺境で平穏なスローライフを送る彼女の元へ、規格外の愛情と過保護を持って押しかけてきて……!? 絶対に目立たず平穏に生きたい元令嬢と、彼女を何があっても手放さない激重公爵の溺愛ラブファンタジー!
恋愛 連載中 短編
文字数 36,535
新年の挨拶に、夫が私ではなく妹を連れて行ったので離縁します。お義母さまは「わたくしは嫁の味方です」と息子を見限りました 表紙

新年の挨拶に、夫が私ではなく妹を連れて行ったので離縁します。お義母さまは「わたくしは嫁の味方です」と息子を見限りました

嫁いで六年、侯爵夫人のロザムンドは、毎年の新年の挨拶に夫と並んで王宮へ上がってきた。けれど今年、夫が腕を貸したのは妹のクラリッサ。妹が着ているのは、ロザムンドが仕立てさせたドレスだった。「公爵家の娘なら、どちらでも同じだろう」夫はそう言うが、名簿の七番目に書かれていたのは、ロザムンド自身の名前。静かに支えを引き上げて離縁すると、侯爵家の席次も招待状も崩れはじめる。息子を見限った義母と、夜明け前に門の前で足を止める王都警備総監の伯爵とともに、甘い一年を取り戻すまで。元サヤはありません。全六話。
恋愛 完結 短編
文字数 12,478