プロトリーフ・コロシアム〜ひとつの鉢を巡る、仁義なき植物たちのバトルロイヤル戦記〜
直径30センチの円形プラスチック鉢。
そこは、無菌無肥の人工魔土「プロトリーフ」で満たされた、緑の戦士たちの闘技場(コロシアム)だった。
ある春の日、絶対神(栽培者)の気まぐれによって、アボカド、ひまわり、ルッコラ、バジル、イタリアンパセリ、ミントの種が一斉に投下される。
光を求め、水を奪い、地中を侵略する、ハーブ界の禁忌を巻き込んだ大戦争。
さらに初夏、外界から鍛え上げられた最凶の刺客「ローズマリーの苗」が電撃参戦を果たし、中立勢力「水やり当番」の無慈悲な介入や、隣国の野菜たちをも巻き込んだ大激戦へと発展していく。
これは、春から夏にかけて繰り広げられた、地上の光と地下の覇権を巡る、
過激な植物たちの生存をかけた壮絶な戦記である。
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