百目探偵事務所
昭和39年、東京。
目白台と雑司が谷の境目、人が気にも留めない一角に、『百目探偵事務所』はひっそりと佇んでいる。
この探偵事務所の所長は、妖艶な白髪に赤い目を持つ美丈夫・百目百之助(ひゃくめ・もものすけ)。少し傲岸で横文字嫌いな彼は、煙草の紫煙をくゆらせながら、日夜『妖怪』たちの厄介ごとに巻き込まれている。
そんな百目の元に、祖父の遺言に導かれて迷い込んだ青年・的場純壱(まとば・じゅんいち)。祖父と百目の過去の繋がりを知った彼は、行く当てもなく事務所に居座ることに。
百目の相棒にして斬ることが大好きな青年・鎌鼬(かまいたち)や、純喫茶ナミヤマのマスターにして焔を操る妖怪・波山(ばさん)らを巻き込んで、人間界と妖怪界をまたぐ不思議な事件を追いかける。
今日も探偵事務所には、厄介な事件を抱えた妖怪や人間たちが訪れる。
これは、人と妖が織りなす、愉快で少し切ない、昭和の妖怪譚。
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※AI画像を使用しています。