【完結】【R18】キス先② 大安吉日。私、あなたのもとへ参りますっ!

鷹槻れん

文字の大きさ
103 / 105
19.始まりの日*

日織さんのお腹、どうにかなってしまいそうですね

挿入いれますね?」

 一応一言断りを入れて、日織ひおりうなずくのを確認してから、ゆっくりと日織の隘路あいろを押し拡げるようにして彼女の中に侵入していく。

「ひゃ、あぁんっ」

 それが堪らないみたいにギュッと修太郎にしがみついてくる日織の膣壁が、懸命にひくついて修太郎を温かく包み込んでくれるのが物凄く気持ちよくて。

「く、っ……」

 薄い被膜が一枚ないだけで、こんなにも感じ方が違うのかと、初めての感覚に思わず吐息が漏れた修太郎だ。

 それに耐えながら根元までゆっくりと、たかぶる屹立を埋めたら、いつもよりギュッと全体が圧迫された感じがあって。

(子宮口が……降りてきてる?)

 そう思った修太郎だ。

 今までも、ゆるゆると突き動かしているうちにそうなることはままあったけれど、初っ端からこんなことはなかったから。

 日織もいつも以上に興奮してくれているのかな?と思って嬉しくなる。

 と、修太郎に抱きついたまま日織が、「あ、ぁんっ、そこ……っ」と熱く濡れた吐息を落として。

 修太郎は日織のブラのホックを外しながら日織の声に聞き耳を立てる。

「ここが、……気持ちいい、ですか?」

 聞くまでもなく、最奥の柔らかな壁をゆるゆると小刻みに突くたび、日織ひおりの中がうねくるように修太郎を締め付けてくるから、が感じるポイントだというのは修太郎にも分かり切っていた。

 実際、修太郎もそうするたび日織の中が自分に絡みついてくるから、堪らなく気持ちいい。

「ひゃ、ぁんっ、……しゅぅたろぉ、さっ、そこ、……ダメぇっ。変、なの、ですっ」

 日織は早く動かすより、ゆっくりじっくり、彼女の中で修太郎が出たり入ったり……動いているのを認識させるような動き方をした方がより乱れることを修太郎は経験から知っている。

 自分はどういう動きでも、〝今、僕は大好きな日織さんの膣内なかにいるんだ〟と思うだけでいつだって爆発寸前になれるので何ら問題はない。

 むしろ――。

「んっ、っ、そんなっ、……締め付け、ないでっ? 持たなく、なってしまうっ」

 日織が感じてくれれば感じてくれるほど中の締め付けが強くなるので、すぐに果ててしまいそうで困るくらいだ。

「しゅ、たろぉさっ、……もぉ、私っ」

 言って、日織がギューッと修太郎にしがみついてくるのと同時、彼女の身体が小刻みにピクピクと揺れて。


「僕も、……もうっ」

 修太郎の精を吸い上げたいみたいに内壁がキューッと奥に向かって収縮を繰り返すから、修太郎もたまらずかされてしまう。

「ふぇっ、な、かにっ、熱いの……がっ?」

 日織ひおりがまるで修太郎の吐精を感じたみたいに大きく瞳を見開くから。

 修太郎はそんな日織を抱きしめて「はい、いま、日織さんの中に初めて……出させて頂いて、います……っ」と言葉にして彼女にそれを認識させる。

 途端、日織が嬉しそうにふんわり顔をほころばせて、「嬉しい……っ」とつぶやいて。

 目尻からポロポロと、嬉し涙をこぼした。


***


 日織ひおりの小さな身体に、そのお腹は本当に大きく見えて。

「……しんどくないですか?」

 日織の足元にひざまずいて、自分のものより五センチ以上も小さな足に、浮腫むくみ防止の着圧靴下を履かせてやりながら、修太郎は心配そうに眉根を寄せる。

「もちろん、重たくって苦しくってすっごくしんどいですっ。靴下だってお腹が邪魔で自分で履けませんし」

 いつも履かせてくださって有難うございます、と続けながら、お困り感満載の言葉とは裏腹。

 クスッと幸せそうに笑うと、日織は「でも」と続ける。


「でもっ、このお腹の中に修太郎さんと私の赤ちゃんがいるんだって思ったら、すっごくすっごく幸せで……不便なことさえも嬉しくてたまらないのですっ」

 スリスリとお腹をさする日織ひおりを見て、修太郎も彼女の小さな手に自分の手を重ね合わせずにはいられない。

「それも二人一気に、ですしね……」

 修太郎のつぶやきに呼応するように日織越し、ふたりの手をポコッと蹴り上げてきたのは、果たしてだろうか?


 日織のお腹の中にはいま、男の子と女の子の双子の胎児が入っている。

 それじゃなくても小柄な日織だ。

 長身の修太郎の遺伝子も一緒に受け継いだお腹の子らは、きっと彼女にとっては大きすぎるほど順調に育っている。


 お風呂の時に服を脱ぐと、自分のおへそが内側からグッと押し出されて出べそになっているように見えるのが、何だか可笑しくてたまらない日織だ。

 臨月まではまだもう少し間があるけれど、(私のお腹の皮、破れずに持つかしら?)と時折不安になってしまう。

 それはどうやら修太郎も同じようで。

「早く生まれてこないと日織さんのお腹、どうにかなってしまいそうですね」

 いつの間にか日織の手を離れて載せられた修太郎の手の温もりが、布地越しにホワホワと感じられるのが心地よい。
感想 0

あなたにおすすめの小説

俺様上司に今宵も激しく求められる。

藤白ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end** ◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です! https://estar.jp/novels/26513389

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

義姉と押し入れに隠れたら、止まれなくなった

くろがねや
恋愛
父の再婚で、義姉ができた。 血は繋がっていない。でも——家族だ。そう言い聞かせながら、涼介はずっと沙耶から距離を取ってきた。 夏休み。田舎への帰省。甥っ子にせがまれて始まったかくれんぼ。急いで飛び込んだ押し入れの中に、先客がいた。 「……涼介くん」 薄い水色の浴衣。下ろした髪。橙色の光に染まった、沙耶の顔。 逃げ場のない暗闇の中で、二人分の体温が混ざり合う。 夜、来て。 その一言が——涼介の、全部を壊した。 甘くて、苦しくて、止まれない。 これは、ある夏の、秘密の話。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす

小木楓
恋愛
完結しました✨ タグ&あらすじ変更しました。 略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。 「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」 「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」 大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。 しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。 強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。 夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。 恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……? 「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」 逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。 それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。 「一生、私の腕の中で溺れていろ」 守るために壊し、愛するために縛る。 冷酷な仮面の下に隠された、 一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。 ★最後は極上のハッピーエンドです。 ※AI画像を使用しています。

ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

菱沼あゆ
恋愛
念願のランプのショップを開いた鞠宮あかり。 だが、開店早々、植え込みに猫とおばあさんを避けた車が突っ込んでくる。 車に乗っていたイケメン、木南青葉はインテリアや雑貨などを輸入している会社の社長で、あかりの店に出入りするようになるが。 あかりには実は、年の離れた弟ということになっている息子がいて――。