小麦アレルギーで絶望してたら、隣の女王様に「ひよこ豆!」と叱咤され、米粉スイーツで人生逆転します

第9回ライト文芸大賞 参加中! 現在の順位:1,011位 / 1,763件
花巻こむぎ、28歳。私の人生の喜びは、朝のトースト、昼のラーメン、三時のおやつのクッキーで構成されていた。そう、過去形。
ある日突然、医者から突きつけられた非情なる宣告…「小麦アレルギーですね」。
パンがダメ?パスタも?うどんも!?
……終わった。私の人生、完全に終わった。

灰色の世界で小麦の幻覚を見ながら床に突っ伏す私の耳に、壁の向こうから神々しい声が響いた。
「お黙りなさい、ひよこ豆!その程度のことで地球の終わりみたいな顔をするんじゃありません!」

声の主は、隣室に住む米田クイーンと名乗る謎の美女。なぜか常にティアラとドレスを身にまとい、自らを「グルテンフリー界を統べる女王」と称する彼女に、私は拉致されるようにキッチンへと連行された。

「さあ、始めましょう。絶望を希望に変える、魔法のお菓子作りを!」

これは、お菓子作りレベルゼロの私が、いちいち芝居がかった女王陛下の檄に翻弄されながら、米粉のポテンシャルに目覚めていく物語。
電子レンジで2分のマグカップケーキに感動し、天井にパンケーキを貼り付けて絶叫し、メレンゲという名の白い魔物に泣かされる日々。

果たして私は、小麦粉への未練を断ち切り、美味しくて新しい世界への扉を開けることができるのか?

笑って、学べて、お腹が空く!
家庭で絶対マネしたくなる、絶品グルテンフリーレシピもたっぷり収録。
理不尽なアレルギーに「美味しくざまぁ!」する、腹ペコ逆転コメディ、ここに開幕!
24h.ポイント 49pt
341
小説 17,834 位 / 222,710件 現代文学 206 位 / 9,401件

あなたにおすすめの小説

『病弱な幼馴染を優先してください』と言った妻が消えた翌日、夫は領地の会計書類が全て白紙になっていることに気づいた

歩人
ファンタジー
侯爵家に嫁いで五年。ルチアは夫エミルの領地会計・社交・使用人管理を全て一人で担ってきた。だがエミルはいつも幼馴染のアリーチェを優先する。「アリーチェは体が弱いんだ、お前とは違う」——その言葉を百回聞いた日、ルチアは微笑んで離縁届に署名した。「ええ、私は丈夫ですから。どうぞ幼馴染様をお大事に」。翌朝、エミルが目にしたのは——税務報告の締切、領民からの陳情の山、そして紅茶の淹れ方すら知らない自分。三ヶ月後、かつて「地味な妻」と呼ばれたルチアは、辺境伯の財務顧問として辣腕を振るっていた。

夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。

古森真朝
ファンタジー
 「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。  俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」  新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは―― ※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。

王太子に「戦友としか思えない」と言われたので、婚約を解消しました

明衣令央
恋愛
婚約者である王太子ヘンリーから「君のことは戦友としか思えない」と告げられた、公爵令嬢アリスティア。 十年以上の王妃教育を積んできた彼女は、静かに婚約解消を受け入れる。 一年後、幸せな結婚を迎えた彼女にとって、ヘンリーのその後は――もうどうでもいいことだった。

王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る

家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。 しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。 仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。 そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。

「お前を愛する事はない」を信じたので

あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」 お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。

「お前の泥だらけの手で触るな、気持ち悪い」と追放された令嬢——王宮の食器が一枚も焼けなくなった

歩人
ファンタジー
「お前の泥だらけの手で触るな、気持ち悪い」——王宮御用達の食器を焼く伯爵令嬢エルザは、婚約者の第二王子に手の荒れを嗤われて追放された。十二歳から十年間、王宮の全ての食器を手ずから焼いてきた。彼女の食器は特殊な土と焼成技術で魔力を通し、毒に触れると色が変わる。料理の温度も保つ。追放から三ヶ月後、晩餐会で新しい食器を使ったところ、毒が検知されず隣国の大使が倒れた。外交問題に発展する中、第二王子が「食器くらい誰でも焼ける」と窯に立った結果、出来上がったのは歪んだ灰色の皿だった。

「お前の看病は必要ない」と追放された令嬢——3日後、王子の熱が40度を超えても、誰も下げ方を知らなかった

歩人
ファンタジー
「お前の看病などいらない。薬師がいれば十分だ」 王太子カールにそう告げられ、侯爵令嬢リーゼは静かに宮廷を去った。 誰も知らなかった。夜ごとの見回り、薬の飲み合わせの管理、感染症の予防措置——宮廷の健康を守っていたのは薬師ではなくリーゼだったことを。 前世で救急看護師だった記憶を持つ彼女は、辺境の診療所で第二の人生を始める。 一方、リーゼが去った宮廷では原因不明の発熱が蔓延し、王太子自身も倒れる。 迎えに来た使者にリーゼは告げる——「お薬は出せます。でも、看護は致しません」

村が滅んで旅に出る ~フェリシアの、のんびり旅日記~

霧ちゃん→霧聖羅
ファンタジー
 流行病で村が滅んだ。 身寄りをなくしたわたしは村を捨て、ひとり旅立つことにした。 ――そういえばわたし、|にぃに《・・・》がいるんじゃなかったっけ?  五歳のころに王都にある大神殿に連れていかれた(らしい)兄の存在を思い出したわたしは、ダメもとで兄のもとを訪ねることにしたんだけど―― 5/1   0時・7時・12時・18時の4回更新 5/2~6 7時・12時・18時の3回更新 5/7~  毎日12時更新予定