貴方が必要とするのは、私ではないのでしょう?
「レティアナ、私との婚約を破棄してくれないか」
ある日、婚約者ヴィルに婚約破棄を切り出されたレティアナ。
ヴィルはレティアナの妹ラティシアに恋をしていた。
ラティシアは魔法を司る名家に生まれながら、魔法が使えない不出来と呼ばれたレティアナとは違い、美貌と才能を兼ね備えた美少女で、誰からも愛されていた。
「そう、わかったわ」
誰もが妹を愛し、自分を必要としてはくれない。
レティアナは自分の気持ちに気づかないふりをしてヴィルの申し出を受け入れる。
そして彼女は決意した。
誰も自分を必要としない、ならば自分だけは誇れるようにしようと。
他人に期待することを辞めた彼女は隣国へと出向き鍛錬を始めた。
そこでひょんなことから才能を開花させた彼女はいつの間にか隣国の王太子に見染められてしまう。
そんな中、ヴィルは突然居なくなったレティアナを必死に探していて……。
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「そう、わかったわ」
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そして彼女は決意した。
誰も自分を必要としない、ならば自分だけは誇れるようにしようと。
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