『敵/世紀末症候群‐短編』
酒匂宗吉(サコウ・ソウキチ)、ダリウス・ダムロッシュ、フランツ・トラークル、ゲーザ・デジェーの4人は、同年代、長身、実際の年齢より若く見える、強力な念動力を発揮する等々の共通項を持つ。同一の研究所に所属しながら、互いにそれを知らず、また知らせることを禁じられている。研究所での日常業務に従事して間もなく、一通の案内状が届く。それが、正体不明の「存在」との抜き差しならない、契約に到ろうとは想像もしていなかった。案内状が届いてから十日後に招集を受け、地元の漁民が畏れて寄りつかない離れ小島で他の3人と合流、正体不明の「存在」と邂逅し、恐るべき事実を知ることになる。地球に良からぬ生物が蔓延り、日増しに増殖し侵略を開始しているというのだ。かくして、「存在」との間に契約が成立、4人は高額の報酬と引き換えに、戦闘員として組織に加わることになる。意識ネットワークを駆使して、互いに連絡を取り合いながら、敵の謀略に対抗するべく念動力を結集、研究所での日常業務をこなす傍ら戦列に加わるのだ。
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