口説かれるたび、嬉しいのに言葉が出ません
社交界デビューしたばかりの伯爵令嬢リディアには、ひとつ大きな悩みがあった。
それは――口説かれると、嬉しいのに何も言えなくなること。
褒められても、甘い言葉を向けられても、胸はいっぱいになるのに返事ができない。
そのせいで昔、淡く想っていた相手ともすれ違ってしまった。
もう恋なんて無理だと思っていたのに、王都随一の人気を誇る公爵子息アシュレイが、なぜか彼女にだけ何度も言葉をかけてくる。
しかも彼は、返せないリディアをつれないとは思わず、むしろ小さな反応まで大切そうに拾い上げてくれて――。
「君が困るたび、私はもっと好きになる」
うまく返せないヒロインが、少しずつ自分の言葉で“うれしい”も“好き”も伝えられるようになるまでの、やさしくて上品な求愛ロマンス。
(完結済ー全10話+終章)
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◇◇◇◇
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