F〜海の中の危険な触手〜
海洋生物学者のファニートは、クラゲの生態について長年こつこつと研究していた。しかしいくら頑張っても、ファニートの地味な研究では研究費を削られていくばかりで。
そんなある日、海で新種の巨大触手生物と出会ったファニートは、危険を顧みず、未記載種の学術論文を発表するという欲にとらわれてしまう。
巨大触手生物は人を恐れる様子もなくファニートに懐き、ファニートもこの生物に『 F-エフ-』と名付け、毎日のように共に泳いだ。
こうして二人は心を通わせていたかに思えたのだが――。
超えられない種族の壁。意思疎通の齟齬による悲劇の短編です。
触手が人間と暮らす世界がテーマの『触手と暮らすアンソロジー・触手図鑑』に寄稿していた「海の中の危険な触手」
ほの暗いお話がお好きな方へ、どうぞお楽しみください。
全五話。完結まで予約投稿済みです。
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