歴代「さいきょう」聖女のドグマに、愛(あい)は劇薬(ひつよう)でした。 〜死に戻った歴代最強聖女は、いつか世界より、たった一人を選ぶ〜
聖女の愛は平等です。——たった一人を、除いて。
世界のすべてを、平等に愛する。
それが歴代最強と謳われた聖女シルフィーの、たった一つの信条だった。魔の全てを通さぬ結界を張り、彼女はすべての人を等しく救う。
——ただ一人。救われるべきだった、同い年の青年を除いて。
救えなかったその人の手にかかり、聖女は死ぬ。
恨みではなく、悔いだけを抱いて、彼女は祈った。
「今度こそ、あの人も救わせてください」
時が、巻き戻る。
二度目の生。まだ幼い彼を、彼女は捜し出す。世界を愛したまま、あの子も、みんなと同じように救うために。
それが——平等だった愛が名前を変えていく、長い長い物語の始まりだった。
世界のすべてを、平等に愛する。
それが歴代最強と謳われた聖女シルフィーの、たった一つの信条だった。魔の全てを通さぬ結界を張り、彼女はすべての人を等しく救う。
——ただ一人。救われるべきだった、同い年の青年を除いて。
救えなかったその人の手にかかり、聖女は死ぬ。
恨みではなく、悔いだけを抱いて、彼女は祈った。
「今度こそ、あの人も救わせてください」
時が、巻き戻る。
二度目の生。まだ幼い彼を、彼女は捜し出す。世界を愛したまま、あの子も、みんなと同じように救うために。
それが——平等だった愛が名前を変えていく、長い長い物語の始まりだった。
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