イスカソニア~異世界で十歳に転生した中年の俺が無能と呼ばれる子供と出会ってからの話~
中年の俺が十歳の姿で転生したのはレクタスと呼ばれるゲームのような新世界。
魔物はもちろん、レベルや技能、魔術に魔道具、ダンジョンとダメージ表示まで存在する不思議世界だ。
目的はあるが、とにかく何かしらの職業に就かなければ話にならないので、神の『御使い』から聞いていた『オルトレイ』と呼ばれる何でも屋になることを決めた。
ところが、オルトレイの登録をしに入った斡旋所では揉め事の真っ最中。
「お前みたいな無能はいらねえんだよ!」
そう吐き捨てるように言って出て行く男とそのパーティーメンバー。
残されたのは九歳の可愛らしい子供。名前はハオラン。床にへたり込んで泣いていたのが気の毒で声をかけたところ「兄ちゃんのパーティーメンバーにしてほしい」と頼まれた。
金のない俺に斡旋所登録料まで貸してくれるという。
しかし斡旋所にいた連中は受付の女性職員シンイーを含めて「そんな無能はやめておけ」と嘲笑う。「ハオランに金を借りるくらいなら俺が貸してやる」と言うおっさんまで出てくる始末。
事情は知らないが大人が寄ってたかって子供を蔑むのは気に入らない。
俺は馬鹿にした連中を威嚇しハオランとパーティーを組むことを決めたのだが、なんとハオランは【無能】という常時発動型の呪いの技能持ちで──。
イスカソニア前日譚~風と呼ばれし不羈のイスカと銀の乙女と呼ばれしソニアが出会う遥か前の物語~という作品の本編です。
こちらに登場する一部キャラクターの過去や主人公イスカが転生した理由と目的、神と御使いについてはそちらにすべて書かれております。興味がありましたら、そちらもお読みいただければ幸いです。
当然ですがフィクションです。作品に登場する人物、国、企業、団体などはすべて架空のものです。
また残虐な表現が含まれますが、それらの行為を推奨するものではありません。
※後半に向かうほど残酷な描写の度合いが強くなります。また多少性的な描写も含まれます。
2023/10/24/21:00
HOTランキング男性一位を達成しました。ありがとうございます。
2023/11/08第二章開始しました。
別作品として投稿しましたが、今後も別作品として書き続けた場合、毎回あらすじを載せる形になるのかと考えるとしっくりこなかったので、やはり継続投稿することにしました。
別作品の方で読んでくださった方、お気に入り登録してくださった方、ご迷惑をおかけし大変申し訳ありませんでした。
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