その愛に、たとえ羽根がもがれても
「早く大人になって、みんなのお役に立ちたいのです!」
小さな天使・ツムギは、いつまで経っても子どもの姿のまま。
人間を守るお役目も失敗続き。それでも、困っている人を見れば助けずにはいられない。
そんなツムギをいつも助けてくれるのは、美しく優しい上位天使・シュトリ。
「僕がいれば大丈夫だよ」
彼の力を借りて、少しずつ成長への道を歩み始めたツムギだったが、ある日、彼から思いもよらない提案をされる。
「別の方法で大人になってみたくない?」
その言葉を信じた先で、ツムギを待っていたのは、天使としての未来ではなかった。
「二人で悪魔に堕ちたんだよ、ツムギ」
みんなと一緒にいたい。
人間の役に立ちたい。
ただ、それだけだったのに。
――君を愛した。
だから、世界を敵に回した。
「君を愛せるなら、何に墜ちてもいい」
彼の願いは、ツムギの羽根を奪ってしまった。
それでも、ツムギは彼を信じている。
これは、無垢な天使と、彼女を誰にも渡したくない悪魔が、共に歩んでいく物語。
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みんなと一緒にいたい。
人間の役に立ちたい。
ただ、それだけだったのに。
――君を愛した。
だから、世界を敵に回した。
「君を愛せるなら、何に墜ちてもいい」
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