王の側近の溺愛、聞いてく?

王宮勤めのマイロは、王妃付きの護衛兼事務係。

資料の整理、予定の管理、来客対応__
とにかくやることは多いけれど、慣れればなんとかなるし、この仕事が嫌いなわけじゃない。

でも、最近、妙に働きづらくなってきた。
原因はひとつ。いや、ひとり。

王の側近、カイル。
騎士団副団長にして王の右腕。冷静沈着、鉄壁の有能男__そんな人が、なぜかマイロにだけ過剰なほど、優しい。

というか……
これはもう、過保護なんじゃないか?

視線を感じれば、そこにいる。
ちょっとつまずけば「大丈夫か」と腕を差し出してくる。さらに「俺はお前の護衛でもあるからな」なんて堂々と宣言してくるもんだから、もう、落ち着かない!

『別に、俺は弱くない。自分のことくらい、自分でやれるはずなのに……』

「甘えればいい」なんて低い声で囁かれたら、断れるわけがないじゃん。

__これって、恋とか、そういうもの?
いやいや、そんなはずは。
……ほんとに?

真面目に働きたいだけなのに、なぜか溺愛されている。
……って、どういう職場環境だよ!
 
王の側近×王妃付き補佐の、鈍感ラブコメ、はじまります。


・『色を知る』スピンオフ
・毎日更新
・※表記回は性描写あり
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