婚約破棄ですか? 側妃への降格、喜んで!
王太子エドワードから突然、婚約破棄を告げられた侯爵令嬢シルフィ。
正妃には別の令嬢を迎え、シルフィには側妃として王宮の裏方を支えてほしいという。
普通なら屈辱――のはずが。
「婚約破棄イベント、きちゃあああああっ!」
前世は日本人の事務員、そして筋金入りの腐女子だったシルフィにとって、それはむしろ理想の待遇だった。
面倒な社交やお茶会は正妃にお任せ。
大好きな帳簿仕事は続けられる。
しかも王宮にいれば、美貌の王太子と幼馴染の騎士を毎日眺め放題。
側妃、最高では?
ところがエドワードの婚約破棄には、とんでもない理由があった。
幼い頃からシルフィ一筋だった彼は、自分を避けてばかりの婚約者に嫉妬してほしくて、別の令嬢を連れてきただけだったのである。
嫉妬してほしい王太子。
喜んで身を引く腐女子令嬢。
巻き込まれた男爵令嬢。
そして娘の奇行に扇をへし折る侯爵夫人。
盛大にすれ違った婚約破棄から始まる、ドタバタ溺愛ラブコメディ。
正妃には別の令嬢を迎え、シルフィには側妃として王宮の裏方を支えてほしいという。
普通なら屈辱――のはずが。
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