センゴク☆ロック

果てないオヤジたちの熱き青春

1980年代、世には実力派ロックバンドが群雄割拠し、覇を競い合っていた。
織田信永が率いたロックバンド『天下布舞』は、全国制覇を懸けたツアーの最中、メンバーである明池光秀の裏切りに遭う。
全国ツアーで爆死し、『天下布舞』が解散に追い込まれてから、四年。
元『天下布舞』のドラム、仙極秀久は、病臥に伏している知人の代理で、ライブハウスのオーナー業を引き受けつつ、ロックの第一線からは離れ、若狭の片隅に逼塞していた。
そこに自身を「亡霊」だと言う信永が現れ―。

仙極は、見失った己の魂を取り戻すことができるのか。
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