婚約破棄の慰謝料は絶対払ってもらうとか言ってますが、元々は貴方の浮気が原因でしょう?
侯爵令嬢のジェシカは、婚約者で大公であるブラックルとの婚約破棄を考えていた。
その原因はブラックルの浮気にある。自分は愛されてなどいないと判断し、婚約破棄を申し出たが……。
「婚約破棄だと? それならば、たっぷりと慰謝料を貰うからな!」
「いえ、ブラックル様の浮気が原因なのですし……」
「うるさい! 私は国王の弟に当たるのだぞ? 私に逆らって、ただで済むと思うなよ? 大公という立場がどういうものなのか、お前は知らないようだな」
恐ろしい程に理不尽なブラックルにジェシカは言葉が出なかった。
それならば抵抗させていただきます、とばかりに彼女の瞳に焔が宿る。ジェシカとて伊達に侯爵令嬢ではないのだ。彼女の横の繋がりはとても強かった。
例えば、幼馴染の王子殿下から伯父に当たる大臣参謀、そして国王陛下まで……。何も知らないのはむしろブラックルの方だったと言えるだろう。
その原因はブラックルの浮気にある。自分は愛されてなどいないと判断し、婚約破棄を申し出たが……。
「婚約破棄だと? それならば、たっぷりと慰謝料を貰うからな!」
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「うるさい! 私は国王の弟に当たるのだぞ? 私に逆らって、ただで済むと思うなよ? 大公という立場がどういうものなのか、お前は知らないようだな」
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