機工よ、碧空に舞え

少年は思い出していた。
自分が人間でない時のことを。
自分に通う血が、熱く巡回する機械油だった時のことを。

ーー機械が発達し過ぎたことにより、機械と機械が戦い、機械が人を滅ぼした戦争の敗北者は、因果によって異世界のヒトへと生まれ変わる。
ヒトによって託された、科学の世界で生まれた唯一の非科学的な感情を抱え、少年は竜が舞う空を見上げる。
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