最狂公爵閣下のお気に入り

「お姉さんなんだから、我慢しなさい」

 そんな母親の一言で、楽しかった誕生会が一転、暗雲に包まれる。
 今日15才になる伯爵令嬢のセレスティナには、一つ年下の妹がいる。妹のジーナはとてもかわいい。蜂蜜色の髪に愛らしい顔立ち。何より甘え上手で、両親だけでなく皆から可愛がられる。

 どうして自分だけ? セレスティナの心からそんな鬱屈した思いが吹き出した。
 どうしていつもいつも、自分だけが我慢しなさいって、そう言われるのか……。お姉さんなんだから……それはまるで呪いの言葉のよう。私と妹のどこが違うの? 年なんか一つしか違わない。私だってジーナと同じお父様とお母様の子供なのに……。叱られるのはいつも自分だけ。お決まりの言葉は「お姉さんなんだから……」

 お姉さんなんて、なりたくてなったわけじゃない!

 そんな叫びに応えてくれたのは、銀髪の紳士、オルモード公爵様だった。


***登場人物初期設定年齢変更のお知らせ***
セレスティナ 12才(変更前)→15才(変更後) シャーロット 13才(変更前)→16才(変更後)

24h.ポイント 262pt
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小説 5,105 位 / 220,222件 ファンタジー 908 位 / 51,070件

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