【短編版】第三王子はTS聖女〜予言の聖女として王族を助けて来ましたが、追放されたので庶民の味方になります。戻れと言われてももう遅いですよ?〜

第三王子ジャン・エトワールは「神の子」と呼ばれる程に純粋で、女性に変身して未来を予知する「予言」の力を持っていた。その力で、王族を数々の災難から救って来たジャン。だが側室の子である彼を疎ましく思う王妃の企みで、ジャンは王族から追放される事に。

宿無しになったジャンは、冒険者である友人達の世話になる。そして今後は彼らの為に「予言の聖女」として生きる事を決意する。

一方、ジャンを追放した王族達には相変わらず数々の災難が降り注ぐ。だがジャンの予言で守られる事はもう無い。ジャンに戻って来て欲しいと懇願するが、もう遅かった。

王族が実は圧政を敷いていた事を知り、ジャンは庶民の味方になっていた。義理堅いジャンが仲間を裏切る事は、決してなかったのである。



この作品は、拙作の「城を追放された第三王子は、伝説の聖女になって王国に復讐する。」をベースにしています。

表紙画像はイラストACより、イラストレーター「I」様の著作権フリーイラストです。
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