聖女の代筆師は、最後の一行だけを書き換える
王国の歴史を書き残す代筆師アマリアは、誰にも読まれない「最後の一行」にだけ真実を書き続けていた。
十年後、聖女アデリアが婚約破棄され、すべての功績を奪われそうになった夜。
王太子は知らなかった。
自分たちが都合よく書き換えた記録の末尾に、たった一人の代筆師が、すべての嘘を暴く証拠を残していたことを。
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