二日で一気に読了しました❗先が気になって止められない止まらない‼️マルヴィルちゃんとトラヴィス君のラブラブやトライアス殿下とリリーベルちゃんのその後も気になる～(*￣∇￣*)楽しく拝読しました😃。

完結おつかれさまでした～
【妄想小話】
監視下に置かれる少し前、サヴィナは顔に火傷を負ったこと以上に、火事から逃げる中で顔に火傷を負う原因となった貴族の男達の言葉にショックを受けていた

―必死になって火から逃げる途中、二人の男が少し先に見えて助けを求めようとした時、
『オイ！確かあっちってあのローウェルの娘がいる方じゃ…』
『ほっとけ！偽物だった上に今は魔力も殆ど無い役にも立たずの阿婆擦れだ、焼け死んだ方がもうアレも悪く言われることもなくて幸せだろ！』
『だよな、ローウェル伯爵家なんて守護の力が有るってだけで偉そうで実はムカついてたんだよ！そうでなきゃ爵位が下なあの家の女なんざ少し遊んで捨ててやったのに！』
『ああ、初代のあとは今まで守護の力を顕現させられなかったくせに、王国の守護者ぶってて苛々してたよ！帰国したあの家の連中が酷い顔したときは笑いそうになった！』
男達は遠ざかって続きはもう聞こえなかったが、ローウェル家に対する悪口が続いたことは想像に固くなかった、それに呆然として火が迫っていることを忘れ、熱を感じたときにはもう遅く、炎が舐めるように頬を掠めた
『ギャアアア!!』
自分のものと思えぬ叫びを上げたことでそれに気づいた兵が助けに来たが、いっそ焼け死んでいればよかったと今は思う
兵に連れられ城から離れたあと、他の兵は自分を助けた兵の心配して、助け出されたサヴィナはいないもののように扱い、他に城から逃げた者がまるでサヴィナがこの火事の元凶かのような眼で見てくるのだ、或いは「身の程知らずのローウェル家の人間がやっと痛い目を見ている」と笑っているかだ
そんな彼らを優しさアピール目的で窘めているのがさっきの男たちだったのも、まるで自分が今までマルヴィナにしていたようなことが返ってきているようでサヴィナの惨めさに拍車を掛けた

自分が何もかも剥奪され監視下に置かれると聞いて、サヴィナはむしろ安心しか感じなかった
醜い今の自分に寄ってくるものなど醜い自分に優しくして聖人ぶりたい昔の自分の様な人間だろうから

完結お疲れさまでしたー
毎日楽しみにしてました
できたら、番外編なんか読めたらなーと
期待しています。残暑厳しい毎日です
御身体ご自愛ください