朝起きたら幼馴染が隣にいる
僕は自分で言うのもなんだが気骨ある男である。一日のスケジュールは完璧。社会人になるまでの数年間で己を鍛え上げて有為の人材になるべく、一日も無駄にすることは出来ない。だが、隣に住む奇想天外なほんわか幼馴染がそれを邪魔するのだ。僕は彼女と断固戦うつもりだったが、幼馴染は夏休みが終わると引っ越してしまう。日を追うごとに大胆になる彼女の要求に応えているうちに僕は幼馴染に惹かれていくけれど、別れの日は無情にも訪れてしまう。離れ離れになって初めて気づいた事は、もうずっと前から幼馴染の事が好きだったという事実。そして、僕の人生はすべて幼馴染との日々を基盤に形作られていた事だった。幼馴染の誕生日である日に僕は彼女の引っ越し先である東京へと向かい、想いを伝える事を決心をする。そして、学校を抜け出して東京へと向かう。艱難辛苦の果てに僕は幼馴染の元へとたどり着き、ついに想いを伝える……かと思いきや、僕に幼馴染への気持ちを気づかせた一人の少女の存在が気にかかり、僕は伝えあぐねていた。しかし、幼馴染は奇想天外だから僕の苦しみなどなんにも知らずに看破してしまう。これは、そんな僕達のすったもんだを描いたひと夏の物語だ。
カクヨムというサイトに投稿したものと同一のものをセルフ転載しています
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