勝安房守の或る一日
慶応四年四月十日、江戸城の明け渡しを翌日に控え、幕府陸軍総裁の勝安房守(海舟)は、幕府要望に対する回答を受け取るため、東征軍(官軍)が詰めている池上本門寺に向かう。
しかし勝は、前日にも同じ行程を辿って刺客に出くわしていた。心配する大久保一翁(幕府会計総裁)に笑顔を返し、勝は肚をくくって出発するのだが……。
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