寂しい夜は僕に触れて〖完結〗

生命は脆く、割れてしまえばそれでおしまい。だって僕はティーカップ

『誰か僕を見つけて』

大声で叫んでも、誰も気づいてくれる人はいない。
あるのは孤独。
誰かを愛するなんて儚い泡沫の夢。

『生意気なカップだ。だが、お前は私と違って………美しいな』

同じ孤独を抱える、火傷を負い、自分は醜いと心を閉ざした画家と、ただ画家を一心に愛する心優しいティーカップの妖精の物語。
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