能力無効でもてなす魔秘境の冒険者宿・怪楽苑 新米仲居ヒナタの日記、私に世界を救う力はないので世界を救える冒険者様たちを全力で癒します!
冒険者ギルドの名簿に登録されている者の中で1度もパーティに誘われた事がないヒナタ。その理由は彼女が持つ命刻の印『持ち腐れ(他人の印を全て無効)』にあった。強靭な肉体を持つ戦士も魔力に満ち溢れた魔道士もただの人になってしまうのだ。
しかし、ある日。初めてヒナタを招きたいとの依頼があった。ギルドで名簿をペラペラとめくっていたのは冒険者の宿を営む女将のマードラ。ヒナタの『持ち腐れ』に目を留めてその効果を知るや否や「見つけた!」と嬉々とした声をあげたのだという。
冒険者として旅立つ事は出来なかったが、旅の途中の冒険者をもてなす者として再スタートしたヒナタ。命刻の印『持ち腐れ』が多くの冒険者を癒やす。そして、最高の状態で旅立つ冒険者たちが世界を救う。ヒナタはそんな想像を膨らませ胸をときめかせながら旅立つ冒険者たちの背を宿の門から見送る。そして、ヒナタは今日も癒やしを求めて訪れる冒険者を出迎える。
「ようこそ! 魔秘境の宿『怪楽苑』へ!! ごゆるりとお過ごし下さいませ」
※ゆるふわほっこりなギャグ系になっております。
しかし、ある日。初めてヒナタを招きたいとの依頼があった。ギルドで名簿をペラペラとめくっていたのは冒険者の宿を営む女将のマードラ。ヒナタの『持ち腐れ』に目を留めてその効果を知るや否や「見つけた!」と嬉々とした声をあげたのだという。
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