海の子

おれにはお前しかおらん――おじいちゃんはその赤い紙を破いて捨てた。

世界を巻き込む戦争により、本国の戦線は各地で崩壊寸前にあった。

そして最前線での戦いの他に、本国の海を守る子どもがいた。
通称「海の子」――得体の知れない「彼ら」をおびき寄せ、自らの命と引き換えに殲滅する任務を帯びた子どもたち。
少女は今日も海に潜る。
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