「もう二度と放してやらねーから、覚悟しな。」~龍神少年~
「おまえって、なんで、オレのやったこと全部許すんだよ。」七柱の龍神が建国した、龍神国。そこは、妖が跳梁跋扈し、それらを調伏する神官が、龍神の力を行使する術、神術によって、無辜の民を守っている。神官候補生として修行中の少年、翡蓮(ひれん)は、候補生たちのまとめ役である<宝珠>であり、皆から慕われている。ただ一人、天才児だが異端児である少年、緋皇(ひおう)を除いて。問題ばかり起こす緋皇を、翡蓮は庇い続けるが、緋皇は翡蓮に心を開かない。候補生や神官が暮らす神殿から脱走した緋皇。自分の全てを懸けてでも、緋皇を守ろうとする翡蓮。翡蓮の思いは、緋皇に届くのか。そして、なぜ、翡蓮はそこまで緋皇に執着するのか。緋皇が翡蓮に向ける苛立ちの奥には、何が秘められているのか。全ての始まりは、遠い夏の日に交わされた約束。「絶対、おまえに会いに行くから、待ってろ。」少年たちの危うい絆の行き着く先は…?
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