惚れたら負け
「絶対、落としてみせる」
「本気になったら、負けよ」
某大手食品メーカー・法人営業部。
そこには、社内でも有名な二人のエースがいる。
理路整然とした頭脳と巧みな話術、爽やかな笑顔で女性社員を虜にする、篠宮要・28歳。
そして、鋭い判断力と抜群の営業センス、凛とした美貌と親しみやすい笑顔を持つ、成瀬紗希・28歳。
仕事では互いに認め合う最高のライバル。
そして社内では、誰もが認める「仲良しカップル」。
……ただし。
「今日、俺と飲みに行かない?」
「ごめんなさい。ネイルの予約があるの」
「じゃあ、終わるまで待ってる」
「そんなに私とデートしたいの?」
「美人とうまい酒を飲みたいからな」
その実態は――
どちらが先に相手を本気にさせるか。
今日も二人の間で、恋の駆け引きが繰り広げられていた。
誘った。
かわされた。
切り返した。
動揺した。
判定――引き分け!
……のはずだった。
完璧なはずの二人が、たった一人の元カノの登場で思わぬ大ピンチ!?
仕事も恋も負けられない。
けれど、本当に怖いのは――
好きになったほうが、負け。
これは、恋に不器用な大人二人の、
ちょっと意地っ張りで、ちょっと甘くて、
最後にはニヤニヤしてしまう恋愛攻防戦。
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そして、鋭い判断力と抜群の営業センス、凛とした美貌と親しみやすい笑顔を持つ、成瀬紗希・28歳。
仕事では互いに認め合う最高のライバル。
そして社内では、誰もが認める「仲良しカップル」。
……ただし。
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「じゃあ、終わるまで待ってる」
「そんなに私とデートしたいの?」
「美人とうまい酒を飲みたいからな」
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どちらが先に相手を本気にさせるか。
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かわされた。
切り返した。
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……のはずだった。
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