とある王国の公爵令嬢を巡る騒動について
とある王国の公爵家の長女・フレデリカは早くから王太子の婚約者になっていて、王太子からも愛されていて周囲からも将来の王妃に相応しい女性だと思われていた。
ところが、実家の公爵家では公爵の後妻が産んだ次女のブロンウィンが溺愛され、姉のものを何でも欲しがっては横取りをし、両親である公爵とその夫人(後妻)はそれを放置するどころかフレデリカに婚約者の地位をブロンウィンに譲れと迫り、更に夫人が育児放棄した三女のブリアナの子守をさせる有様であった。
そんなある日、フレデリカは侯爵家のお茶会に招かれたが、それを知ったブロンウィンは姉だけが招かれたことに反発して侯爵家に押しかけて強引にお茶会に参加する。ところが、フレデリカに出されたお茶を強引に奪って飲んだブロンウィンが突然苦しみだして息絶えてしまう。明らかに王太子の婚約者であるフレデリカの命を狙った毒殺事件であったが、最愛の娘を喪った公爵はフレデリカが妹に嫉妬して殺害したと信じて彼女を地下室に幽閉した上で、宰相に「娘の犯罪」を告発したのである。
唖然とする話を無理矢理聞かされた宰相の視点から見た事件の顛末。
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