巡莉の羽衣
2035年。夢を諦め、母とも疎遠になり、学校にも居場所がない高校生・星野透はある日、木の枝に引っかかった「羽衣」を見上げる少女を見つける。
自らを「天界から降りてきた天女」と名乗る彼女――巡莉は、帰る宛てがないまま透の家に転がり込んだ。
「羽衣伝説」の結末を教えると、巡莉は笑って言い放つ。
「そんな結末は、わたしが書き換える!」
巡莉との出会いをきっかけに、透は封印していた夢――作曲家への道を再び歩み始める。しかし二人に残された時間は、決して長くはなかった。
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