蒼鳥が舞う-男装剣士は沖田総司のために鬼になる-
文久三年、血風吹き荒れる京の都。
新選組の門を叩いた橘飛鳥は、男にしては美しく、女にしては凛々しい顔の、十五歳の少年。
――だがその実、決して誰にも明かせぬ「男装の少女」であった。
流れに身を任せ、人を斬る日常すら冷ややかに見つめる飛鳥。
その頑なな心を突き動かしたのは、あまりに純粋で、それゆえに酷薄な剣を持つ男、沖田総司との出会いだった。
土方歳三らの苛烈な生き様に巻き込まれ、飄々として掴みどころのない沖田に振り回されていく中で、
飛鳥の凍てついた胸の奥に、これまで知らなかった「情」という名の昏(くら)い熱が灯り始める。
やがて長州の影が蠢き、池田屋事変への不気味な胎動が京を浸食していく。
己を縛る秘密を抱えたまま、冷徹だった少年は何を願い、どこへ向かうのか。
激動の幕末、一羽の孤高な鳥が自らの居場所を見出すまでを描く、格調高き歴史青春小説。
※カクヨムでも同名の小説を連載しています。
新選組の門を叩いた橘飛鳥は、男にしては美しく、女にしては凛々しい顔の、十五歳の少年。
――だがその実、決して誰にも明かせぬ「男装の少女」であった。
流れに身を任せ、人を斬る日常すら冷ややかに見つめる飛鳥。
その頑なな心を突き動かしたのは、あまりに純粋で、それゆえに酷薄な剣を持つ男、沖田総司との出会いだった。
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