完璧過ぎってどういうこと?
公爵令嬢マリーは全てに於いて完璧だった。幼い頃から婿をとって公爵家を継ぐのだから、相応しくなれと文武両道で厳しく教育を受けた。
剣、魔法、外国語、マナー、経営、家政、医学、薬学等、必要とされる知識は全て身につけた。
並々ならぬ努力のおかげだが、周囲からは「完璧過ぎて近寄り難い」「完璧令嬢」と呼ばれ敬遠される。
若くして父が亡くなり、公爵家を継ぎ、婿をもらい、領地経営に邁進する。夫は役に立たず、騎士団長までも兼任。いつしか、第2夫人がいて、自分は常に疲れ切り、執務室に座っている……と思ったら、突然暗転する。
幸せになりたかったなあと……呟くマリー。
目覚めてみれば、16歳。学園に通っていた。こんどは失敗しない。
完璧じゃなければいいんでしょ。
そう思うのにどうしていいかわからない。焦れば焦るほどあふれる涙…感情を隠すのが当たり前の公爵令嬢が号泣せずにいられない。
こんどは自由に生きて幸せになりたい。
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並々ならぬ努力のおかげだが、周囲からは「完璧過ぎて近寄り難い」「完璧令嬢」と呼ばれ敬遠される。
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