私はビーストだと気がついた時

坂田靖子のビーストテイルのお妃と眠り姫の物語をベースとております。
自分がオーガであると認識した貴族の令嬢はどうしてオーガなのかは分からない。かなりお金持ちなので特に不自由はないけれど、気がつけばあれよあれよとこの国の王の後妻として輿入れした。
皆に怖がられているが、昔からの従者やビビられているものの、きちんと妻として、義母として扱う夫と義息子のおかげで理性が保てている。
けれど、やはり私はオーガである。
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