捨てられた魔物たちの王国 ~無能と追放された少年、飛べない幼竜に選ばれて最強の育成士を目指す~
「処分番号七十二。引き取り希望者なし。処分予定は本日の日没だ」
名門育成士の家から「無能」と追放された14歳の少年レオン。
所持金5,000ルーン。資格なし。帰る家もなし。
そんな彼が処分場で出会ったのは、輸送事故で左翼を傷つけ、空を飛べなくなった小さな竜だった。
誰にも引き取られず、日没には命を奪われるはずだった幼竜。
しかし、その竜は自分からレオンの手に前脚を重ねる。
それは、魔物自身が人間を選ぶ、極めて希少な《逆契約》の始まりだった。
食いしん坊の幼竜ガルドと、人見知りで怖がりだけれど仲間思いな青いスライムのルル。
彼らとの暮らしは、食費に治療費、牧場の修繕費と問題だらけ。育成士の資格もなく、明日の生活費さえ自分で稼がなければならない。
それでもレオンは、魔物の意思と健康を大切にしながら、一匹一匹の才能を見つけ、育成士として成長していく。
育成、進化、競技大会、冒険、そして新しい魔物たちとの出会い。
やがて、荒れ果てた小さな牧場には、行き場を失った魔物たちが集まり始める。
牧場から村へ。村から自治領へ。そして、人間と魔物が共に暮らす一つの王国へ。
強さだけで価値を決めない。誰もが自分の生き方を選べる場所を作る。
これは、捨てられた少年と魔物たちが、世界にたった一つの居場所を築いていく、長編育成・建国ファンタジー
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