怪しき中にも道理あり
「何も不思議な事は無い。物事には全て、道理という物があるのさ。それが例え、物の怪の事であってもね。」
神薙高校2年の神来 稔は、幼い頃から幽霊の類いが見えていた。
恐ろしく、淋しく、不可思議なそれらは、人智を超えた奇怪な現象を生み出す。
そういうものだと、思われていた。
「何てことはない。心霊現象と言うのも偲びない、ちょっとした現世の糸と隠り世の糸の絡み合いだよ。」
それを彼女は、絡まった糸を解くかのように解決する。
彼女の名は鬼払瀬 美晴。女子高生にして陰陽師の末裔。
神来と鬼払瀬、そして古本屋『水鏡書堂』に集う面々が、怪しくも美しい心霊事件と向き合っていく。
現世と隠り世の道理を明かす、日常の隣を描く心霊ミステリー。
-恐怖で曇った目に真実は映らない。
さあ、明け払うとしよう。
※登場するお祓いや心霊、言葉に関する知識は通説や俗説を基に作者により考察・編集又は創作した内容となっており、事実とは異なる場合があります。
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