私にだけ、聞こえる声

『心の声が、恋をした。』
――あなたの声が、聞こえた気がした。けれど、私はその「想い」を言葉にできなかった。

人の“心の声”が聞こえるようになった高校2年生の陽菜。
静かで無口なクラスメイト・悠真の本音が頭に流れ込んできたその瞬間から、彼女の世界は変わり始める。
すれ違い、秘密、後悔、そして——本当の気持ち。

「心の声」に頼らず、たった一言の「好き」で、あなたとつながりたい。

本音と沈黙が織りなす、静かで切ない青春ラブストーリー。
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