三度目の人生でもあなたを探し続けている

一度目の人生。

最愛の妻と事故に巻き込まれ、死んだ。
自分をひたすらに愛し続けてくれた献身的な妻だった。

二度目の人生。

異世界の男爵家の息子として生まれ、神に提示された通りどこかにいるはずの妻を探し続けた。
どこにもいない妻。
気が付けば英雄になり、王女様のわがままでそばに置かれた。

大嫌いな王女様。
どうでもよかったはずなのに。

俺がいない時に死んで、気が付いた。

君だったのか、と。

そうして、三度目の人生。

神に頼み込んで、今度こそ彼女に気付けるように、過ちを犯さないように。

そうして得た三度目の人生で、かつて俺を救ってくれた君を探し続ける。
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