お望み通り離縁します
クラウディア公爵家の令息オルレンから「何もできない無能な女」と罵られ、理不尽に離縁を突きつけられたユーエリア。しかし彼女の正体は、オルレンが喉から手が出るほど繋がりを欲していた現国王ヴァルティモの「最側近(筆頭補佐官)」だった。
正体を隠したまま冷遇に耐えていた結婚生活に終止符を打ち、未練なく離婚届にサインしたユーエリアは、本来の居場所である王宮へと帰還する。
一方、彼女という「影の功労者」を失った公爵家は、領地経営も人脈もまたたく間に崩壊。破滅の危機に瀕したオルレンは、一縷の望みをかけて国王への直訴に赴く。だが、厳かな謁見の間で彼を待っていたのは、玉座の傍らで冷徹な微笑みを浮かべる、美しき元妻の姿だった。
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