掌中の緑星(フィレルナ) 〜隻腕の辺境伯に嫁いだのは没落寸前の弱小子爵の娘〜
「──愛って、なに?」
女神の力が宿るという貴豊石の研究に勤しむテルレーゼ子爵の娘エリルメアに突然求婚の手紙が届いた。相手は国境を守るヴァンビオーラ辺境伯。行き遅れ扱いの自分がなぜ選ばれたのかも分からないまま嫁ぐことになった彼女は、辿り着いた辺境の地で隻腕の領主と出会う。しかし彼はエリルメアに妻として何も求めないと断言。好きに過ごせと言われ、それなら夫婦として愛を育みたいと望むエリルメアに、愛とはなんだと問う辺境伯。愛を教えるなんて出来るのか……不安なエリルメアだが、冷徹だと思っていた辺境伯の素顔を知っていくうちに──……。
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