違和感
私が最初に彼女と出会ったのは、
新しいアルバイトを始めて少し経った頃だった。
私はいつも通りの時間に家を出て、いつも通りの時間に職場に就いた。
違う事と言えばそれは見知らぬ顔の女性がバックヤードに居たことである。
口を開いたのは彼女からだった。
「今日から入りました片岡と申します。よろしくお願いします!」
「斎藤です」
挨拶を済ませて更衣室へ向かい、
制服に着替えてバックヤードに戻り腰掛けると
片岡さんは改めて自己紹介し始めた。
下の名前は 涙(るい) ということ
年齢は17歳で受験生ということ
学校に嘘をついて本当はお小遣い欲しさでバイトを始めたことなど聞かされ
よく喋る明るい子だなぁと
私はありふれた感想を思い浮かべていた。
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