一鼓-ichiko-
“鬼姫”の護衛。
それは、いつもの任務のつもりだった。
忍者の少女は、幼馴染の仲間たちと各地を巡る旅に出る。
帰ってきたとき――その旅を覚えていたのは、彼女だけだった。
◤【PV】https://youtu.be/IHy0BKbu6UI ◢
その道中には、いくつもの人生があった。
長いあいだ、ひとりを想い続けた大人の恋愛。
幼なじみへ向けられた、淡い想い。
言葉を失った獣が通う、山奥の温泉宿。
どこかずれていて、可笑しな男。
ぶつかりながらも背中を預ける、男たちの友情。
軽口を叩いて笑いあった時間もあった。
一方で――
声にならないほどの後悔と、秘密を抱える姫。
取り戻すことのできなかった、親子の絆。
歪んだ願いと、もう一つの歴史を隠した城下町。
そして、天才が仕掛ける残酷な戦。
出会って、別れて、笑って、泣いて。
旅をするほど、人と人との縁は結ばれていく。
けれど、その中心には――
人と人との縁さえ、塗り替えてしまう力があった。
戦も、仲間との絆も、愛も。
書き換えられても、それでも確かにあった。
確かにあった時間は、どこへ行くのか。
結末を見届けたとき、少しでも心が温かくなる作品になっていれば嬉しいです。
難しい歴史や設定を知らなくても、登場人物たちと一緒に旅を歩くように楽しめる
人間ドラマの時代小説を目指しました。
2013年に個人制作したオリジナルゲームから始まり、長い年月を経て小説として完結した作品です。
和風ファンタジー、冒険ファンタジー、戦国、時代劇、群像劇、男装の女主人公、ヒューマンドラマ、シリアスの中にある笑いや、成長、感動、泣ける切ないストーリーが好きな方へ。
それは、いつもの任務のつもりだった。
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