夏の風と星屑
毎年、夏になると帰ってくる幼なじみの「なつ」。
向日葵の道を歩いて、駄菓子屋でアイスを食べて、川辺でくだらない話をする。
栞にとって、それはずっと変わらない夏の風景だった。
けれど今年、なつは告げる。
「来年から、もうここには来られないと思うんだ」
最後になるかもしれない二人の夏。
夏祭りの夜、満天の星の下で、栞はようやく自分の中にあった想いに気づく。
ずっと幼なじみだと思っていた。
ずっと大切な人だと思っていた。
――でも、本当は。
言えなかった想いと、忘れたくないひと夏を描く、幼なじみ二人の青春百合短編。
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