落ちこぼれ兵士、補給係からやり直します
英雄には憧れます。誰だってなりたい。
剣を振って、前に立って、名前が残るやつ。
好きです。なりたいです。
しかしここにいるのは剣を振れない兵士です。
振れないというか、向いてない。致命的に。
前線で役に立たず、怒られ、外されて、
気づいたら補給係に回されていました。
補給係って何するの?
物資を数えます。
運びます。
遅れないようにします。
だいたい倉庫にいます。
地味です。
強くなりません。
覚醒しません。
勲章ももらえません。
だいたい帳簿を見ています。
でも、物資が届かないと困る人はいる。
遅れると怪我をする人がいる。
足りないと、夜を越えられない人がいる。
剣を振らなくても、
前に立たなくても、
戦場は支えられるらしい。
これは、
「落ちこぼれ兵士」が
戦わない場所で
自分の居場所を見つけていく話です。
派手さはありません。
盛り上がりも控えめです。
多分、倉庫率が高いです。
それでも、
こういう話が好きな人にだけ、
静かに刺さればいいなと思って書きました。
英雄になれなかった人の物語。
たぶん、今日もどこかで荷馬車が走っています。
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しかしここにいるのは剣を振れない兵士です。
振れないというか、向いてない。致命的に。
前線で役に立たず、怒られ、外されて、
気づいたら補給係に回されていました。
補給係って何するの?
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運びます。
遅れないようにします。
だいたい倉庫にいます。
地味です。
強くなりません。
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勲章ももらえません。
だいたい帳簿を見ています。
でも、物資が届かないと困る人はいる。
遅れると怪我をする人がいる。
足りないと、夜を越えられない人がいる。
剣を振らなくても、
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