黒冠の花嫁―転生王子は不死の皇帝に愛を乞われる―
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ロンバルディア王国の第二王子ノア・エルディアは停戦の条件として、敵国の冷酷な不死皇帝ヴァルドのもとへ「花嫁」として差し出されることになった。
ノアには幼い頃から共に育ち、将来を誓い合った恋人の騎士セスがいる。
それでも国と民を守るため、そして帝国に囚われた同胞を救うため、ノアは皇帝の花嫁となることを決意した。
ただし、従順な人質になるつもりはない。
皇帝の寵愛を利用して帝国の内情を探り、不死の力を支えるという〈黒冠〉の秘密を奪う。
それがノアに課せられた、本当の使命だった。
ところが、初めてヴァルドの顔を見たノアはヴァルドを冷酷な征服者とは思えず激しく動揺する。
そして、ヴァルドは三百年もの間捜し続けていた恋人の名を呼び、ノアを抱き締めた。
「ようやく見つけた。今度こそ、二度とお前を失わない」
知らない。私は、そんな男ではない。
私が愛しているのはセスだ。
お前の花嫁になったのは、お前を欺くためなんだ。
それなのにヴァルドに触れられるたび、ノアの脳裏には覚えのない記憶が蘇り始める。
かつて自らの命と引き換えに、ヴァルドへ不死の力を与えた青年────アダムの記憶が。
「俺を騙していても構わない。だから、もう一度だけ俺を愛してくれ」
私はお前のかつての恋人じゃない。
私には帰る国がある。待っている人がいる。
それなのに、どうしてお前の孤独を知るほど、突き放せなくなるんだ────?
祖国を救おうとする人質王子と、亡き恋人の生まれ変わりを三百年待ち続けた執着系不死皇帝。
前世と今世、祖国と恋、二人の男の愛に引き裂かれる、策略と転生のドラマティックファンタジーBL。
※R-18描写ありの話には話数冒頭に*をつけています。
ノアには幼い頃から共に育ち、将来を誓い合った恋人の騎士セスがいる。
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