聖女の隣で、僕は怪物になる
早ければ数年。遅くとも十数年。
それが、聖女の世話係として生まれた僕に残された時間だった。
王宮に現れた新しい聖女は、素直で、少し能天気な田舎娘。
彼女が笑って国を救うたび、その代償は僕の身体に積もっていく。
それを知らない彼女は、今日も僕の隣で言う。
「カインがいてくれるから、頑張れる」
――どうか、何も知らないままでいてほしい。
――どうして、君だけが笑っていられる。
運命を受け入れたはずの僕は、少しずつ壊れていく。
これは、聖女の隣で怪物になっていく僕と、そんな僕を諦めなかった彼女の物語。
全14話執筆完了済み。毎日更新で完結までお届けします
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